外国人向 岩国のエリアガイド

岩国の概要

岩国市は山口県の最東部にあり、小瀬川を挟んで広島県と接し、広島市、山口県周南市との中間点に位置しながら、瀬戸内工業地帯の一角を担っています。名勝である錦帯橋や国の天然記念物である白蛇生息地として知られ、古くから観光地として栄えました。また戦前の軍事都市としての役割を経て、戦後は錦川の三角州上の岩国飛行場に在日米軍（海兵隊）と自衛隊（海上自衛隊）の基地が置かれ、基地のまちとしても知られております。

海岸線・島嶼・河川・峡谷・山岳地など地形的に多様で豊かな自然を兼ね備えており、風光明媚な都市でもあります。気候も沿岸部が瀬戸内海に面しており、一年を通じて温暖な気候に恵まれています。 早くから外国人観光客来訪や、戦後の米軍基地とのつながり、姉妹都市交流などを通じた国際都市としての基盤がつくられ、また近年に鉄道、空港や港湾、高速道路などの交通インフラが整い、国内外へのアクセスも向上すると、在日外国人や留学生のための生活サポートも整って来ました。

市内にある岩国国際姉妹都市交流協会は同市の民間レベルとしてまた地方都市レベルでのより一層の国際文化交流の推進を図るために設立され、交流員の派遣、招へいや、市民向けの各種勉強会などを行っています。また国際交流ネットワーク岩国では岩国市及びその近隣に在住の外国籍の住民に向けた生活相談および、通訳・翻訳、日本語教室などの提供を行っております。市内には外国語に対応できる病院や施設もあり、日本語が出来なくても安心して生活を送ることができます。

米軍基地内には小学校から高校まであり、空きがあれば基地と関係ない人も入学できるほか、少し足を伸ばせば広島インターナショナルスクールにもアクセス可能です。米軍基地との交流やイベントも年間を通じて盛んで、基地内に所在の岩国日米協会(ＪＡＳ)を中心に、基地の一部を解放して日米親善デーの開催や様々なイベントを通じての地域住民、基地住民との交流が行われています。 歴史ある観光都市であり、自然豊かで風光明媚な都市であり、古くからの工業都市であり、そして基地のまちである岩国市は多彩な顔を持つ活気あふれる街です。