大阪の四季と気候、季節ごとの過ごし方

Post date: 2020年8月24日

外国から大阪に駐在する外国人や、他県から大阪に引っ越しされる方向けに、大阪の気候についてまとめました。季節毎の衣服の準備等、参考にしていただければ幸いです。

大阪は、他の国々にも見られるように、四季における気候の変化がかなりあります。年間を通じて比較的穏やかな気候に恵まれますが、5月から12月頃まで台風が発生するシーズンとなり、台風が通過するときは嵐に見舞われる事もあります。

大阪の降水量と平均気温 (2019)

下記の表は大阪の年間降水量と平均気温です。降水量は6月から7月の雨季(梅雨)の時期と、8月から9月の台風シーズンのピークで多くなっております。 但し、台風の影響は東京や横浜と比べるとはるかに少なく、台風シーズンの降水量が東京や横浜より著しく少ないことがそれを物語っております。そのため自然災害の影響が少ない印象を大阪在住の人は持っているようです。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量(mm) 22.5 42.5 75.0 87.0 88.5 113.5 202.0 233.5 81.0 214 2.0 57.5
最高気温( °C) 10.1 11.4 14.8 19.7 26.4 28.4 30.5 33.7 31.2 24.8 18.6 13.2
平均気温( °C) 6.5 7.8 10.6 14.6 21.0 23.7 26.5 29.1 26.6 20.7 14.2 9.5
最低気温( °C) 3.2 4.5 6.8 10.3 16.3 20.3 23.7 26.2 23.2 17.5 10.2 6

大阪の平均気温と湿度 (2019)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均気温 ( °C) 6.5 7.8 10.6 14.6 21.0 23.7 26.5 29.1 26.6 20.7 14.2 9.5
平均気温 ( °F) 43.7 46.04 51.08 58.28 69.8 74.66 79.7 84.38 79.88 69.26 57.56 49.1
湿度 (%) 62 63 61 58 54 69 77 72 69 71 63 67

ここ数年はこれらの過去の平均データとは違い、地球温暖化やヒートアイランド現象などにより、夏季においては35℃を超えるような厳しい暑さに見舞われることもしばしばあり、エアコン無しで過ごすことが困難となっております。

季節ごとの着衣例 (大阪およびその周辺)

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 春と同じ
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

来日する最良の時期は桜の開花時期で心地よい4月から5月の時期および紅葉や快適な気候が楽しめる10月から11月の時期です。 7月から8月の期間は大変蒸し暑くなります。 冬の時期は雪がほとんど降らず、年間数日程度気温が0℃以下になることがあります。 上記の季節ごとの着衣例が役立つことでしょう。

大阪の気候、季節ごとの過ごし方

大阪は大都市であり、都市機能が発達しているため、ほとんどの人々が公共交通機関や、自転車や、徒歩で動き回り、車社会と違って天気の影響を受けやすい環境にあります。

ここに気候の変化を乗り切るために参考となるいくつかの秘訣とコツをご紹介します。

■ 降雨対策

外出前に天気予報を確認しましょう。もし雨に降られたときに傘がなかったら、近くのコンビニで購入できます。

■ 暑さ対策

大阪の夏場はとても暑くなります。また大阪はコンクリートジャングルのため、大都市圏で特有のヒートアイランド現象となり、さらに暑さが増します。 通勤の際は、勤め先の会社がクールビズの服装規定を取り入れているかを確認するとよいでしょう。クールビズは日本政府が推進するゆったり型の服装ガイドラインで、ビジネスマンが夏季期間中快適に働くことを助けるものです。