秋田の四季と気候、季節ごとの過ごし方

Post date: 2020年8月21日

外国から秋田市に駐在する外国人や、他県から秋田市に引っ越しされる方向けに、秋田市の気候についてまとめました。季節毎の衣服の準備等、参考にしていただければ幸いです。

秋田市は四季の変化に富み、季節の移ろいを楽しめる街です。冬季の降水量はそれほど多くなく、積雪も東北日本海側としては少なめで、最低気温も北関東の宇都宮や水戸と同じくらいです。春の始まりはやや遅いですが、梅雨期は太平洋側にくらべて晴れた日が多い反面、梅雨末期に大雨となることもあります。夏は晴れの日が多く、フェーン現象の影響で気温も上がり、真夏日や熱帯夜になることもあります。お盆を過ぎると秋雨前線による雨の季節を迎え、台風シーズンの影響を受けます。

秋田の降水量と平均気温(2019)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量(mm) 86 66.5 59.5 77.5 37 191 88.5 240 101.5 240 165.5 213.5
最高気温(°C) 4 4.8 9.5 13.9 22.2 24.4 28.7 30.5 26.4 20.5 12.4 7.3
平均気温(°C) 0.9 1.5 5.4 9.4 16.8 19.9 24.3 26.5 22 16 8.1 3.6
最低気温(°C) -1.8 -1.7 1.3 4.6 11.8 16 20.8 23.2 17.9 11.8 4 0.5

秋田の平均気温と湿度(2019)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均気温 (°C) 0.9 1.5 5.4 9.4 16.8 19.9 24.3 26.5 22 16 8.1 3.6
平均気温 (°F) 33.62 34.7 41.72 48.92 62.24 67.82 75.74 79.7 71.6 60.8 46.58 38.48
湿度 (%) 73 71 67 67 72 75 79 76 75 72 72 73

降水量は7月の雨季(梅雨)の末期と、8月から9月の台風シーズンおよび、北西の季節風が強い冬の始まりから12月までが多めとなっています。

ここ数年は秋田市でも地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響が指摘されており、夏季においてはフェーン現象により真夏日や熱帯夜になることもあるため、エアコンの使用が望ましいでしょう。

季節ごとの着衣例 (秋田およびその周辺)

  • 春(3月 - 5月):コート、ジャケット、セーター
  • 夏(6月 - 8月):半そで、長袖シャツ、薄手のセーター
  • 秋(9月 - 11月):春と同じ
  • 冬(12月 - 2月):ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋

来日に最良の時期は、桜の開花時期で心地よい4月から5月の時期、および紅葉や快適な気候が楽しめる10月から11月頃。6月からの梅雨の時期は好天が多く、梅雨明け後の7月から8月の夏の期間も気温が30℃を超えることが少なく、東京より比較的過ごしやすいです。

冬の始まりは早く東京より1ヶ月早めに冬の服装が必要です。11月からは雪が降り始めて積雪もあり、気温は0℃以下になることも多くあります。上記の季節ごとの着衣例が役立つことでしょう。

秋田の天気と季節ごとのアドバイス

■ 降雨対策

出かける前にその日の天気予報を確認しましょう。出先で急に雨に降られて傘がない場合、コンビニで傘を見つけることができます。コンビニには常に傘が置いてあります。

■ 降雪対策

凍った道路や雪道での靴の選び方や歩き方のコツは、職場の同僚に聞いたり地元の情報サイトを見たりして情報を集めましょう。ちなみにおすすめの靴は長靴で、歩き方のコツは歩幅は小さく、足の裏全体を地面につけてゆっくり歩くことです。

■ 暑さ対策

秋田市の夏場は気温が30℃を超えることが少ないのですが、高温多湿です。また、フェーン現象の影響で真夏日や熱帯夜になることもよくあります。通勤の際は、勤め先の会社が"クールビス"の服装規定を取り入れているかを確認するとよいでしょう。クールビズは日本政府が推進するゆったり型の服装ガイドラインで、ビジネスマンが夏季期間中快適に働くためのものです。

■ 寒さ対策

気温が0℃以下の日が多くなる冬季は、クールビスの冬季版として"ウォームビズ"が秋田市では励行されております。職場の環境に応じた寒さをしのぎやすい服装の励行や職場でできる寒さ対策により、暖房使用を控えながらも快適に過ごす取組が進められています。