神戸の四季と気候、季節ごとの過ごし方

Post date: 2017年3月17日

外国から神戸に駐在する外国人や、他県から神戸に引っ越しされる方向けに、神戸の気候、季節毎の衣服の準備などについてまとめました。

神戸は、他の国々にも見られるように、四季における気候の変化があります。年間を通じて比較的穏やかな気候に恵まれますが、7月から9月頃まで台風が発生するシーズンとなり、台風が通過するときは嵐に見舞われる事もあります。

神戸の降水量と平均気温 (2019)

下記の表は神戸の年間降水量と平均気温です。降水量は6月から7月の雨季(梅雨)の時期と、7月から9月の台風シーズンのピークで多くなっております。 但し、台風の影響は東京や横浜と比べるとはるかに少なく、台風シーズンの降水量が東京や横浜より著しく少ないことがそれを物語っています。

また瀬戸内海の海水温と浜風や六甲山が遮る北風のおかげで年間を通じて穏やかな気候が保たれ、夏の暑さや冬の寒さも比較的穏やかと言えます。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量(mm) 15.0 36.0 79.0 87.5 96.0 158.5 219.5 220.5 39.0 160.0 4.0 62.5
最高気温( °C) 3.7 5.0 7.2 10.7 17.0 20.7 24.0 26.5 24.3 18.2 10.9 6.7
平均気温( °C) 6.7 8.0 10.8 14.5 20.6 23.4 26.4 28.8 26.9 21.2 14.6 9.9
最低気温( °C) 3.7 5.0 7.2 10.7 17.0 20.7 24.0 26.5 24.3 18.2 10.9 6.7

神戸の平均気温と湿度 (2019)

 
平均気温 ( °C) 6.7 8.0 10.8 14.5 20.6 23.4 26.4 28.8 26.9 21.2 14.6 9.9
平均気温 ( °F) 44.06 46.4 51.44 58.1 69.08 74.12 79.52 83.84 80.42 70.16 58.28 49.82
湿度 (%) 62 63 61 61 59 72 79 76 68 69 61 66

ここ数年は地球温暖化やヒートアイランド現象などにより、夏季においては35℃を超えるような厳しい暑さに見舞われることもしばしばあり、エアコンは必須です。

季節ごとの着衣例 (神戸およびその周辺)

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 春と同じ
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

来日するのに最良なのは、桜の開花時期で心地よい4月から5月、および紅葉や快適な気候が楽しめる10月から11月の時期。7月から8月の期間は大変蒸し暑くなります。 冬の時期は雪がほとんど降りませんが、年間数日程度気温が0℃以下になることがあります。 上記の季節ごとの着衣例が役立つことでしょう。

神戸の気候、季節ごとの過ごし方

神戸は大都市であり、都市機能が発達しているため、ほとんどの人々が公共交通機関や、自転車や、徒歩で動き回り、車社会と違って天気の影響を受けやすい環境にあります。

ここに気候の変化を乗り切るために参考となるいくつかの秘訣とコツをご紹介します。

降雨対策

外出前に天気予報を確認しましょう。もし雨に降られたときに傘がなかったら、近くのコンビニで購入できます。

暑さ対策

神戸の夏場はとても暑くなります。また神戸はコンクリートジャングルのため、大都市圏で特有のヒートアイランド現象となり、さらに暑さが増します。 通勤の際は、勤め先の会社が"クールビズ"の服装規定を取り入れているかを確認するとよいでしょう。クールビズは日本政府が推進するゆったり型の服装ガイドラインで、ビジネスマンが夏季期間中快適に働くことを助けるものです。