仙台の四季と気候、季節ごとの過ごし方

Post date: 2025年10月31日

外国から仙台に駐在する外国人や、他県から仙台に引っ越しされる方向けに、仙台の気候についてまとめました。季節毎の衣服の準備等、参考にしていただければ幸いです。

仙台は四季の変化に富み、季節の移ろいを楽しめる街です。年間を通じて比較的穏やかな気候に恵まれ、寒暖の差は穏やかで、夏でも30℃を超える日は少なく、冬もマイナス3℃以下になることはまれです。また15cm以上の積雪があるのも数日という、生活のしやすい気候です。

仙台の平均気温、降水量、湿度(2024)

下記の表は仙台市の年間降水量と平均気温です。 降水量は6月から7月の雨季(梅雨)の時期と、8-9月の台風シーズンのピークで多くなっています。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量(mm) 82.5 39.0 104.5 100.5 82.0 93.0 130.0 127.0 140.0 82.0 43.5 3.5
最高気温(°C) 8.3 9.3 11.0 20.0 22.8 25.9 30.4 31.5 27.4 22.1 15.5 8.5
最低気温(°C) 0.3 0.6 1.8 10.7 12.8 18.0 22.9 25.0 20.9 14.2 6.6 0.8
平均気温(°C) 4.2 4.7 6.0 14.8 17.8 21.5 26.1 27.4 23.5 18.0 10.9 4.3
平均気温(°F) 39.6 40.5 42.8 58.6 64.0 70.7 79.0 81.3 74.3 64.4 51.6 39.7
湿度 (%) 66 63 62 66 67 76 79 83 82 75 70 69

 

ここ数年はこれらの過去の平均データとは違い、最近は仙台でも地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響が市内では指摘されておりますが、夏季においては冷涼な気候に加え、海風の効果もあり、エアコン無しで過ごすことも可能です。

季節ごとの着衣例 (仙台およびその周辺)

  • 春(3月 - 5月): コート、ジャケット、セーター
  • 夏(6月 - 8月): 半そで、長袖シャツ、薄手のセーター
  • 秋(9月 - 11月): 春と同じ
  • 冬(12月 - 2月): ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋

来日するのに最良なのは、桜の開花時期で心地よい4月から5月、および紅葉や快適な気候が楽しめる10月から11月の時期。7月から8月の期間は大変蒸し暑くなります。 上記の季節ごとの着衣例が役立つことでしょう。

仙台の気候、季節ごとの過ごし方

仙台は大都市であり、都市機能が発達しているため、ほとんどの人々が公共交通機関や、自転車や、徒歩で動き回り、車社会と違って天気の影響を受けやすい環境にあります。

ここに気候の変化を乗り切るために参考となるいくつかの秘訣とコツをご紹介します。

降雨対策:

外出前に天気予報を確認しましょう。もし雨に降られたときに傘がなかったら、近くのコンビニで購入できます。

暑さ対策:

仙台の夏場はしばしばオホーツク海高気圧の影響によるつめたい風の影響を受け、また海に近いため、海風も吹くため比較的冷涼です。但し基本的に太平洋高気圧の影響下にある夏場は仙台でも蒸し暑さをともないます。 通勤の際は、勤め先の会社がクールビズの服装規定を取り入れているかを確認するとよいでしょう。クールビズは日本政府が推進するゆったり型の服装ガイドラインで、ビジネスマンが夏季期間中快適に働くことを助けるものです。